頭痛は慢性化する前に改善しよう|日常生活へ悪影響を及ぼす症状

頭が痛くなる原因と解決法

先生

様々な原因で起きる痛み

日常生活の中で直面する様々な身体症状の中でも、頭痛は最も多くの人が訴えています。単に頭が痛いというだけでは、ほとんどの人は病気だと思わないことでしょう。風邪に伴う頭痛では、咳や鼻水、発熱といった症状に埋もれてしまいます。そうした経験を持つ人が多いため、風邪以外でも頭が痛いときには単なる身体不調の1つと見なし、それほど深刻には考えません。そのため頭痛の解決法としては、市販の薬を飲むことが第一と考えがちです。市販薬もうまく使うことにより、それほど重症でない痛みなら軽減されることも多いのです。薬局やドラッグストアで誰でも簡単に買える薬で症状が改善するのですから、頭痛が軽視されるのも無理はありません。しかしながらこうした頭痛を侮ると厄介なことになる場合もあります。風邪でもないのに頭が痛くなるということは、痛くなるだけの原因がどこかに潜んでいるのです。脳に重大な疾患が隠されていなくても、その原因を放置することで痛みが慢性化し、しまいには市販薬を飲んでも治らなくなります。一口に頭痛と言っても様々なタイプがあって、それぞれに原因が異なります。片頭痛と呼ばれるタイプは脳の血管が拡張することで痛みが起きます。緊張型頭痛と呼ばれるタイプでは頭部や首、肩の付近の筋肉が凝り固まることから痛みが引き起こされるのです。前者の応急措置では頭を冷やすことで痛みが軽減されますが、後者では逆に暖めることが痛みの軽減につながります。こうした違いを把握して適切な治療を行うためにも、病院で医師に診察してもらうことが必要になるのです。

痛みのタイプと治療

内科や脳神経外科などの病院を受診すれば、医師は問診や検査の結果によって頭痛のタイプを診断してくれます。タイプごとに処方される薬も変わってきますから、正確な診断は極めて重要なのです。市販の薬が効かなくなりやすいのは、頭痛のタイプと薬の成分が適合していないのも一因です。代表的な症例のうち、片頭痛と呼ばれるタイプでは痛み方に明らかな特徴が見られます。ズキズキと脈打つような痛みや激しい痛みが大きな特徴で、しばしば吐き気や嘔吐も伴います。眩しい光や騒音、特定の匂いに対して敏感に反応し、痛みがひどくなるケースも少なくありません。患者の何割かには特徴的な予兆または前兆も表れます。閃輝暗点と呼ばれる視覚異常は、よく知られている前兆です。一方で緊張型頭痛はそれほど激しい痛みではありませんが、頭が締めつけられるような痛みに特徴があります。片頭痛では体を動かすと痛みが悪化するのに比べ、緊張型では適度な運動や入浴によって痛みが改善する場合もあります。痛みと同時に首や肩に強い凝りが見られるケースが多く、凝りの解消も痛みの軽減につながります。いずれのタイプでも症状に適した処方薬を服用することにより、市販薬を飲むよりも高い治療効果を発揮するものです。その処方も医師の正確な診断に基づいているのですから、病院を受診することが症状改善のための最低条件となるのは言うまでもありません。病院の医師は、素人判断とは比べものにならないほど高度な知識と豊富な経験を持っています。たんなる頭痛と侮らずに病院を訪れることが、痛みから解放されるための最短の解決法なのです。